【VINTAGE】Martin Style-2(1920年代)ソプラノウクレレ
¥176,000 税込
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1920年代のStyle-2。およそ100年前に作られたウクレレです。
当時のMartinウクレレのラインナップの中では、普及モデルのStyle-0やスタンダードなStyle-1と、プロフェッショナルモデルのStyle-3の中間に位置するウクレレでした。下位モデルのStyle-0やStyle-1に比べてより良質なマホガニー材を使用し、太く存在感のある音色が特徴のStyle-2ですが、この年代の個体はとにかく楽器が軽く、鳴りが抜群に良いです。
この年代のStyle-2の特徴は、良質なマホガニーを使ったボディ、表にロゴのない丸みを帯びたヘッド、エボニーのナットとサドル、極小のポジションマーク、ハカランダの指板、バーフレット、ボディのトップ&バックにアイボロイドのバインディング。外観の特徴から1923〜27年頃に製造されたStyle-2であると推定されます。
全体に打痕や傷がたくさんありますが、それがまた100年の歴史を感じさせる貫禄にもなっています。演奏に支障をきたすような傷はありません。
ボディはノークラック(割れた形跡なし)。いつごろかはわかりませんが、上から塗装しなおしてあるように見受けられます。
このウクレレにはグローバーのNo.76というペグが標準装備されていましたが、100年の間に別のペグに交換されていました。そのペグは座金がヘッドの表面に喰い込んでしまっていて、このまま使用するのは楽器に良くないと思いNo.76を忠実に再現した現行のウェーバリーのフリクションペグに交換することにしました。
古いペグをはずすと、No.76用に開けた穴がそのまま残っていてくれたのでバッチリ取り付けることができました。座金で削れた跡は見えてしまいますがヴィンテージだからかそれほど気になりません。やっぱりこの年代のStyle-2にはこのペグがとてもよく似合いますね。
豪快な鳴り、枯れた柔らかい音色、無駄のない美しいデザイン。1920年代のMartinウクレレ全盛期に作られたウクレレは、他の年代のヴィンテージや現行のMartinウクレレとも違った魅力に溢れています。100年経った今でも問題なく弾くことができますし、素晴らしい音色を奏でてくれます。
弦高が約3.2mmと現代的なウクレレに比べるとやや高めですが、それほど弾きにくくはなく、ハイフレットでのピッチもそれほど悪くないですが、現代の高品質なハイエンドウクレレと比べてしまうと明らかな差を感じます。ペグもフリクションタイプですので、ゴトーUPTなどの高性能なペグに慣れている方にはチューニングしやすいとは言えません。
ではなぜこの年代のMartinにこれほどの価値(魅力)があるのか?
まず、100年前に作られた木製の弦楽器がいまなお弾ける状態を保っているということ自体が奇跡です。アンティークのような見た目の風格や貫禄は、この年代の楽器ならではです。「ヴィンテージ風」とは訳が違います。コンディションの良いヴィンテージ品はコレクターズアイテムになってしまいますが、このくらい年季の入った個体なら傷を気にせずガシガシ使っていただけます。
本体重量は約275g。長い時間の経過がもたらしたエイジングによって木材も塗装もよく乾いており、驚くほど楽器が軽いです。楽器の軽さは音色や音量にも大きく影響します。ヴィンテージMartinを選ぶ時は重さにも注意することをおすすめします。
※同じような年代のヴィンテージMartinでも300gくらいあるものもあります。現代の一般的なソプラノウクレレは350〜400gくらいはあります。275gという軽さは衝撃的です。
そして、100年の時間経過、楽器の軽さ、良質の材料、技術の高さなどが組み合わさることでしか得られない、唯一無二のヴィンテージマーティンサウンド。うるさいくらい強烈なアタック音、カラッと乾いた抜けの良いサウンドはこの年代のウクレレならではです。この「音色」こそがこの年代の楽器の最大の価値(魅力)だと思っています。
見た目の風格・貫禄、楽器の軽さ、独特のヴィンテージサウンド。これらのメリットは他に代えようがありません。現代の高品質なウクレレと比べればピッチが甘いこと、弦高が高いことによる弾きにくさ、ペグの扱いにくさ、そうしたデメリットも「ご愛嬌」のひと言で吹き飛ばしてしまうほどの魅力がこのウクレレには確かにあります。このウクレレでしか味わえない領域があることは間違いありません。
そもそもピッチの正確さや弾きやすさ、チューニングのしやすさ等を求めるのであれば、ヴィンテージMartinではなくSumiやFraynsなどのMartinレプリカをおすすめします。そちらの方が間違いなく快適です。ご自身がウクレレに求めているものをよくご検討された上でお買い求めください。
【スペック】
サイズ:ソプラノ
ボディ:マホガニー
ネック:マホガニー
指板:ハカランダ
ブリッジ:マホガニー
ナット&サドル:エボニー
ナット幅:約35mm
スケール : 約347mm
弦:クリアフロロカーボン
重量 : 275g
ケース:なし
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